スーツに似合う腕時計はどれ?業種や年代ごとにおすすめのブランドを専門店が紹介
2024/05/08
ビジネスシーンで腕時計を着用する際、そのシーンに合わせた腕時計の選択は、
仕事ができるビジネスマンとして時には有利になる大変重要なアイテムです。
業種や年代等によって好まれるスタイルやブランドが異なりますが、
今回は「スーツに似合う腕時計はどれ?」というタイトルでご紹介いたします。
目次
抑えるべきビジネスシーンの腕時計マナー
営業職やファイナンス業界、ITやクリエイティブ業界、他にも様々な職種がありますが、
スーツを着用する際には特に気をつけて、そのイメージに合った腕時計を着用するのが、仕事をする上で大変重要です。
奇抜なデザインや派手なカラーは避ける
ビジネスシーンでの腕時計の選び方において、奇抜なデザインや派手なカラーは避けるべきです。
仕事柄、落ち着いた雰囲気が求められることが多いため、地味すぎず派手すぎない、程よい落ち着きのあるデザインが最も適しています。
例えば、シンプルでクラシカルなデザインの腕時計や、落ち着いた色合いのものが一般的でおすすめです。黒や茶色などのベーシックな色味を選択すると、どんなスーツにも合わせやすく、ビジネスシーンで働く際に適しています。
ケースサイズは大きすぎない方がおすすめ
また、ビジネスシーンでの腕時計のケースサイズにも注意が必要です。大きすぎるケースサイズの腕時計は、場面にそぐわない印象を与える可能性があります。そのため、ケースサイズは適度な大きさを選ぶ事が重要です。
一般的に、ビジネスシーンでは40mm以下のケースサイズが適しています。過度に目立つことなく、控えめな印象を与えることができます。ただし、40mm以下に拘りすぎず、肩幅や腕の太さに合わせて、場合によっては40mmサイズ以上の適切なサイズを選ぶことも大事なポイントです。
デジタルよりもアナログが好ましい
ビジネスシーンでの腕時計の選び方において、アナログ時計が好まれる傾向があります。アナログ時計は、シンプルで洗練されたデザインが多く、ビジネスシーンにふさわしい印象を与えることができます。時刻表示が文字盤上に針で示されるため、よりクラシカルで上品な雰囲気を演出します。
ただし、デジタル時計がNGというわけではありません。特に、デジタル時計には機能性や操作の簡易さなどの利点があります。例えば、タイマーやアラーム機能が充実している場合、ビジネスマンの多忙なスケジュールに対応するのに役立ちます。
革ベルトを選ぶ場合は革アイテムの色と統一させる
腕時計のベルトを選ぶ際には、革ベルトの色と他の革製品の色を統一させることがポイントです。例えば、革靴やバッグなどのアイテムと腕時計のベルトの色を合わせることで、全体のコーディネートがまとまりやすくなります。これにより、より一層ビジネスシーンにおいて品格のある印象を与えることができます。
革製品の色合いは、黒や茶色などのベーシックな色がビジネスシーンで好まれます。派手な色や柄物は避け、落ち着いた印象を持つ色を選ぶことが重要です。
【業種別】スーツに似合うおすすめ腕時計ブランド
営業職の方におすすめ
営業職の方がビジネスシーンで使用する腕時計は、汗に強く耐傷性に優れたものが適しています。営業職の方は日々の外回りや商談で活発に動き回ることが多く、時計にもそれに対応した耐久性が求められます。
そのため、チタンやセラミック、ステンレスなどの素材で作られた腕時計がおすすめです。これらの素材は優れた耐久性を持ち、日常の使用に耐えることができます。さらに、シンプルで洗練されたデザインのものを選ぶと、ビジネスシーンでの印象も向上します。
・オメガ シーマスター300シリーズ
オメガ シーマスター300は、ダイバーズウォッチの歴史と技術の進化を象徴するモデルです。プロフェッショナルな性能を持ちながらも、その美しいデザインと高い信頼性により、日常使いから特別な場面まで幅広く活躍します。人気の高いジェームズ・ボンドシリーズとのコラボレーションモデルもあり、このシリーズは、ダイバーや時計愛好家だけでなく、品質とスタイルを求める多くの人々に愛され続けています。
・ロレックス エクスプローラー 36
36mmの小振りなサイズでありながら、そのシンプルで洗練されたデザインは、ビジネスシーンでの重要なアクセサリーとして最適です。ブラックダイアルにアラビア数字のデザインは、シンプルながらも高級感が漂うデザインで、どんなスーツとも調和し、上品な印象を与えます。さらに、堅牢なロレックスのステンレススティール、耐久性と精度に優れたムーブメントを搭載しており、日常的に使用する腕時計として最高のモデルです。
・グランドセイコー エレガンスコレクション 9Sメカニカル SBGW231
味わい深いアイボリーダイヤルにボックス型サファイアガラス、針は熟練職人の手作業によりダイヤルのカーブに沿って曲げられ、柔らかい雰囲気を醸しだす時計です。また高い品質と精度を備えた日本産の時計で、機械は9Sキャリバーを搭載し、信頼性と正確さを追求したモデルです。セイコーの高い技術力と洗練されたデザインが融合した腕時計であり、手頃な価格帯でありながらもビジネスシーンでの存在感を示せる1本です。
IT・クリエイティブ職の方におすすめ
ITやクリエイティブ職の方がビジネスシーンで使用する腕時計は、スーツ姿でも比較的カジュアルなデザインが受け入れられることが多いです。これらの職種では、創造性や柔軟性が重要視されるため、ファッションやアクセサリーにおいても自由なスタイルが許容される傾向があります。
そのため、クラシカルなデザインより、カジュアルなデザインの腕時計が好まれる傾向があります。スポーティーな要素を取り入れたデザインや、カラフルな色使いのものなどが人気です。また、耐磁性能があるとより好ましいです。ITやクリエイティブ職では電子機器との接触が多く、磁気による影響を受ける可能性があるため、耐磁性能のある腕時計は信頼性が高く重宝されます。
・カシオ G-SHOCK フルメタル GMW-B5000 シリーズ
G-SHOCKは世界中で高い信頼を得ている耐衝撃性に優れた腕時計ブランドです。このモデルは、Bluetooth接続によるスマートフォン連携やソーラー充電などの機能を搭載しながらも、シンプルでビジネスシーンにも適したデザインを持っています。
・ティソ PRX パワーマティック 80
ティソの「PRX」とは、元々1970年代にリリースされたクラシックなモデルであり、2021年にティソが復刻版として再登場させた腕時計です。PRXの名前は、”Precision”(精度)と”Robustness”(堅牢性)の頭文字を組み合わせたもので、その名の通り、高い精度と堅牢性を持つ時計として知られています。
スクエア型のケースと統合型のブレスレットが特徴的で、クラシックなデザインを持ちながらも、現代的な要素も取り入れられています。また、薄型のフォルムを持つことから、スタイリッシュで着け心地の良い腕時計として人気があります。
・ハミルトン ジャズマスター
長い歴史の中で、鉄道時計や軍用時計、航空時計などを製造し、高い信頼性を築いてきたハミルトン。ジャズマスターのシリーズは、音楽のジャズからインスピレーションを受け、自由で創造的なスタイルを反映しています。上品でクラシックなデザインが特徴的な三針モデルから、複雑なクロノグラフやスケルトンデザインのモデルまで、幅広いバリエーションが揃っています。
幅広い業種におすすめの鉄板ブランド
セイコーやシチズン、ロンジンなどの時計ブランドは、幅広い業種で愛用されています。これらのブランドは、優れた耐久性や精度を誇り、ビジネスに適したクラシックなデザインを提供するブランドとして、ビジネスマンの信頼と品位を高めてくれます。
・セイコー プロスペックス1965 メカニカルダイバーズ現代デザイン Save the Ocean SBDC165
1965年にセイコーが初めてダイバーズウォッチを発売した際のデザインを現代的に再解釈したもので、伝統と現代の技術が融合されています。
このモデルは「Save the Ocean」のテーマに基づいており、海洋保護に対する意識を高めるための取り組みが特徴です。文字盤は海洋の風景を表現したデザインで、海洋生物や自然環境の美しさを表現しています。
SBDC165は、高品質なステンレススチール製のケースとベゼルを備え、最大200メートルの防水性能を持っています。ムーブメントには自動巻きのキャリバー6R35が採用されており、精度と信頼性が高いのと同時に、環境保護への意識を高める取り組みにも貢献しています。
・シチズン カンパノラ 紺瑠璃(こんるり) エコ・ドライブ BU0020-54A
シチズンの高級時計シリーズ「カンパノラ」の一つです。文字盤の色合いは「紺瑠璃(こんるり)」と呼ばれる深い青色が特徴で、和風の美しさと落ち着きを表現しています。これにより、時計全体にエレガントで上品な印象がもたらされています。エコ・ドライブ技術を採用しており、光をエネルギーに変換して動作するため、バッテリー交換が不要です。また、カレンダー機能やムーンフェイズ表示など、多彩な機能が搭載されています。洗練されたデザインと先進的な技術を組み合わせており、ビジネスシーンやフォーマルな場面での使用に適しています。シチズンのカンパノラシリーズは、日本の伝統的な美学と現代的な技術を融合させた高級時計として評価されています。
・ロンジン レジェンドダイバー L3.374.4.50.0
スイスの高級時計ブランド、ロンジンが製造しているダイバーズウォッチの一つです。このモデルは、ロンジンが過去に製造したクラシックなダイバーズウォッチのデザインを現代的に再解釈したものです。
レジェンドダイバーは、そのレトロなスタイルと現代的な機能を兼ね備えており、ブラックの文字盤と回転ベゼルは、シンプルでありながらスタイリッシュなデザインで、ビジネスシーンやカジュアルな場面でも活躍します。300メートルの防水性能を備えており、日常生活でも防水性に関しては心配なく使用できる時計で、クラシックな美しさと実用性を求める人々に人気があります。
【年代別】スーツに似合うおすすめ腕時計ブランド
20代向けおすすめブランド
20代の方がスーツに似合う腕時計を選ぶ際には、若々しさとスタイリッシュさを兼ね備えたブランドがおすすめです。この年代の方々は、ファッションやアクセサリーに対してトレンドに敏感であり、個性を表現したいという欲求が強い傾向があります。
そのため、シンプルなデザインの中でも個性を出しつつ、色も爽やかなモデルを選んだり(派手な色は向きません)、ラウンドケースの形状に拘らないブランドやモデルなどが人気です。例えば、ベル&ロスやモーリスラクロア、タグ・ホイヤーなどの時計などが挙げられます。これらのブランドは、カジュアルなデザインから、色々なカラーバリエーションのあるラインナップ、クラシカルなデザインなども揃っており、高すぎず安見えもしない上質な点が20代の方々に好まれています。
・ベル&ロス BR 05シリーズ
ブランドの伝統的な美学とモダンなデザインを見事に融合したウォッチです。その角型のケースは、都会的で洗練された雰囲気を漂わせます。ブラックの文字盤には、白のスーパールミノバを施し、視認性を向上させています。自動巻きムーブメントを搭載し、高い精度と信頼性を提供します。ブレスレットはステンレススチール製で、快適で丈夫な着用感をもたらします。
・モーリスラクロア アイコン オートマティック
2016年に展開が開始されたコレクションで、ハイセンスなデザインと10万円台というハイコストパフォーマンスが特徴です。細かなエッジラインもこの価格帯では中々見れない丁寧な仕上がりになっており、スポーティーなフォルムにラグジュアリーな要素が合わさったモデルです。
・タグ・ホイヤー アクアレーサー
その名が示す通り、プロフェッショナルなダイバーズウォッチです。厳しい水中の環境でも優れたパフォーマンスを発揮することができ、また普段使い用として、アクティブなアウトドア活動にも最適です。耐久性のあるステンレススチール製のケースとブレスレットは厳しい環境でも頼りになり、また、セラミック製のベゼルは、傷がつきにくく、耐腐食性があります。創業からの歴史が長く、信頼性と正確性もあるモデルです。
30代向けおすすめブランド
30代の方がスーツに似合う腕時計を選ぶ際には、大人の余裕と品位を感じさせるブランドがおすすめです。この年代の方々は、キャリアや社会的地位を築いていく中で、上質なアイテムに価値を求める傾向があります。
そのため、高級時計ブランドや伝統的な時計メーカーの製品が人気です。例えば、IWCやオメガ、ブライトリングなどが挙げられます。これらのブランドは、洗練されたデザインと高い精度を誇り、30代の方々のビジネスシーンでの品格を演出します。
・IWC ポルトギーゼ クロノグラフ
1939年に初めて登場したポルトギーゼ コレクションの伝統的なデザインを受け継いだモデル。大きな文字盤にシンプルで読みやすい数字やインデックスが配置されており、スタイリッシュでエレガントな印象を与えます。細部にまでこだわった精巧な仕上げが特徴で、度々行われる腕時計のランキングで、必ずと言って良いほど上位にランクインされる、女性からも支持が高い腕時計です。
・オメガ スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル 42MM
オメガのスピードマスターは時計史上最も有名なモデルの1つです。このアイコン的な時計は、1969年のアポロ11号の月面着陸ミッションで宇宙飛行士たちが着用したことで知られています。オメガの歴史的なロングセラームーブメント“Cal.1863″を搭載する最終モデルで、腕時計ファンからも支持が高く、またサファイアガラス風防×シースルーバック仕様で、裏側から手巻きムーブメントを覗くことができるお洒落なモデルです。
・ブライトリング ナビタイマー B01 クロノグラフ
パイロットが飛行に必要な計算をすべて行えるように開発され、航空用回転計算尺を装備した、発売依頼ブライトリングで人気の中心にある腕時計です。多くのパイロットたちに信頼され使用されてきたモデルで、カジュアルな雰囲気もありつつ、スーツにも似合うという大変お洒落な腕時計です。
40〜50代向けおすすめブランド
40〜50代の方がスーツに似合う腕時計を選ぶ際には、落ち着いた雰囲気と上質な素材を重視したブランドがおすすめです。この年代の方々は、経験豊富で知識や洞察力があり、それを反映した上品なファッションを好む傾向があります。
そのため、伝統的な時計メーカーやラグジュアリーブランドの製品が人気です。例えば、ロレックスやカルティエ、ジャガールクルトなどが挙げられます。これらのブランドの上質な素材と精巧な技術で作られた腕時計は、40〜50代の方々の品位を高め、ビジネスシーンでの信頼感を醸し出します。
・ロレックス サブマリーナー
1953年に初めて発売されて以来、ダイバーズウォッチの基準となる品質と耐久性を持つモデルとして広く知られています。ダイヤルはシンプルかつ視認性の高いデザインで、ダイビング用の回転ベゼルが特徴的です。これは潜水時間を正確に計測するためのもので、逆回転しないように設計されています。サブマリーナのデザインは洗練されていてスポーティな外観を持ち、プロのダイバーだけでなくファッションアイテムとしても高い評価を得ています。ダイバーズウォッチの中でも最もアイコニックなモデルの一つであり、幅広いシーンで活躍するタイムピースです。
・カルティエ カリブル ドゥ カルティエ ダイバー
フランスの高級時計ブランド、カルティエが製造しているダイバーズウォッチです。この時計は、スポーツウォッチの機能性とカルティエのエレガントなデザインを融合させたものです。カリブル ドゥ カルティエ ダイバーは、ダイビングに適した仕様を持ち、防水性能は300メートルまで対応しています。回転ベゼルや視認性の高いインデックス、太い針など、ダイバーズウォッチに必要な要素が備わっています。一方で、カルティエらしいスタイリッシュなデザインや高品質な仕上げも特徴的です。
・ジャガー・ルクルト レベルソシリーズ
スイスの高級時計ブランドであるジャガー・ルクルトが製造している時計です。レベルソは、ジャガー・ルクルトの象徴的なモデルで、特徴的なリバーシブル(反転)ケースが特徴的な時計で、ケースが回転し、裏側が表に出る仕組みになっています。これは時計の文字盤を保護するために設計されたもので、元々は特にポロ選手が試合中に時計を守るために考案されました。角ばったケースは、シャツのカフスに自然に収まり、ビジネスシーンにおいても主張しすぎない、あえて控えめな印象を演出しつつ、反転ケースによる、大人のさりげない遊び心やオシャレを楽しめる時計です。
まとめ
ビジネスシーンでの腕時計選びは、重要なポイントが数多くあります。適切な腕時計を選ぶことで、ビジネスパーソンとしての品格や信頼性を高めることができます。以下は、ビジネスシーンでの腕時計選びのポイントをまとめました。
- デザインとカラー 派手すぎず、地味すぎない落ち着いたデザインや色合いが好まれます。ビジネスに適した印象を与えることが重要です。
- ケースサイズ ケースサイズは適度な大きさが重要です。40mm以下のサイズが一般的で、過度に大きいものは控えましょう。
- 時計の機能性 耐磁性や耐久性などの機能性も重視されます。特に、営業職やIT・クリエイティブ職の方は、機能性に優れた腕時計が好まれます。
- ブランドの選定 年代や業種に応じて適したブランドを選ぶことが大切です。若い世代にはカジュアルなブランド、年配の方には伝統的なブランドが適しています。
ビジネスシーンでの腕時計は、単なる装飾品ではなく、ビジネスパーソンのイメージを左右する重要なアイテムです。適切な腕時計を選ぶことで、自己表現やビジネスにおける信頼性を高めることができます。是非、これらのポイントを参考にして、自分に最適な腕時計を見つけてください。